大学進学と同時に親元を離れてからはや20年、その間色々なことがありましたが引越しの回数には自分でも驚くばかりです(笑) あたりの物件、はずれの物件などいろんな経験がありましたが、知っておけばよかったなーと思うこともたくさんあって、誰かと共有したいと思っていました。 そこで、この記事ではこれまでに10回引越ししてきた私の実体験に基づく、お部屋探しのコツを紹介したいと思います。
10回の引越し
私は、これまでに10回引越しをしてきました。
- 大学入学のため引越し
- 妹の専門学校入学に合わせて、同居のために引越し
- 就職のために引越し
- 元旦那の卒業に合わせ、同居のために引越し
- 留学のため、アメリカへ引越し(番外編?)
- アメリカから帰国(番外編?)
- 家賃が高すぎるため、引越し
- 離婚のため引越し
- 転勤(長期出張)のため引越し
- 転勤(長期出張)解除と、パートナーと同居するため引越し←NOW
親元を離れてから20年で、こんなに住むところを変えたんだなと思うと、自分でもちょっと面白いです。 私は不動産屋でもプロでもなく、ただたくさん引越し経験があるというだけなのですが、自分の経験や失敗談が誰かの役になったら良いなと思いこの記事をまとめました。 プロ目線でのまとめだと、どうしても「売る側の気持ち」が入ってしまうと思うので、純粋に「買う側・利用する側の経験、気持ち」をまとめたものだと思って、鵜呑みにせず参考にしていただければと思います。
不動産屋さん選びのコツは?
お部屋探しで重要なのが、不動産屋さんを選ぶこと! どの不動産屋さんへいっても、空き物件のデータベースは共通したもの(不動産会社専門の物件データベース「REINS」)が使われているので、同じ物件を見ることができます。 だったら、どこの不動産屋さんへいっても同じじゃないの?と思われるかもしれませんが、お店によって熱心に探してくれる営業さん、大家さんと家賃交渉してくれる営業さんとか当たり外れはありますよね。 あたりのお店を選ぶために、私はこんな選び方をしてました。
口コミで選ぶ
大手不動産屋さんの名前を冠した店舗が多いと思うのですが、そこで働いているのはみんな一人ずつの人間。 特に、営業さんと二人で車に同乗して家を探しにいくことになるので、変な人に当たったら最悪ですよね。 口コミサイトなどを見て、その地域で一番評判の良いお店にいくのが良いと思います。
各種割引で選ぶ
家賃の割引は大家さんとの交渉だけど、不動産屋さんと交渉できるのが手数料の割引。 学生割引、女子割などいろんな種類の割引があるようです。 また、大きな不動産屋さんでは、賃貸住宅サービスやホームズ、ホームメイトなどのようにリピーター割引として手数料をサービスしてくれるようなところもあります。 上限3年の応援出張にいって、また戻ってくる機会があってリピーター割を利用したのですが、その時は手数料0になったので本当にありがたかったです。 急な引越しだったり、遠方へ出向いて一日で決めないといけない!という場合でなければいくつかの不動産屋さんを見て回っても良いかもしれませんね。
同僚・友人に聞いてみる
不動産屋さん探しでは、友人や同僚に聞いてリアルな意見を参考にするのも有効的。口コミでは得られない、どの担当営業さんがよかったかなども聞き出すことができますよね。 また、不動産屋さんによっては紹介割引を導入しているところもあったりします。利用しない手はありませんね!
お部屋の選び方
不動産屋さんを決めてお部屋を探す時、営業さんに希望条件を聞かれますが、私の経験上、思い切りわがままになるのがコツです! 空き物件は本当に星の数ほどあるんじゃないかってくらいあるので、どんなところでも良い!と思っているうちは絶対決まりません(笑) そんな条件のお部屋ないんじゃないの?ってくらい条件を盛りまくっても、不動産屋さんはなぜか見つけてくれます。プロですね。
家賃の予算はどれくらいと伝えたら良いの?
これも私の経験上のお話ですが、最初に営業さんにお伝えした金額のプラス1万円くらい(共益費込み)で落ち着くことが多いです。 家族での引越しだと、もっと上に振れるのかもしれませんね。 その理由として、最初に5万円と伝えていた場合まずは家賃が5万円台前半の物件を探し、少し盛って共益費を探して・・・という流れになるからではないかと思います。 家賃は大体月収の三分の一とお部屋探しでよく言われましたが、人によってお部屋にどれくらいお金をかけたいかって違いますよね。 昔の同僚の話ですが、家賃3万円の部屋に住んでスノボにお金をかけまくっているような人もいるし、家で快適に過ごすために結構な金額を割く人もいると思います。 なので、自分が払おうと思っている金額マイナス1万円くらいを伝えるのが良いのかな。 乗せられやすい人は、「絶対ここまで!」って額を予め言っておいた方が良いかもしれませんね。
絶対に外せない条件を決める
お家賃の次に重要なのが、絶対に外せない条件。 私の場合は、
- お風呂、トイレはセパレート
- 二口ガスコンロ設置可能(都市ガス)
- 洗濯機は室内
- 2階以上
- 徒歩で駅に行ける
などが基本の条件で、 ★独立洗面台がある! というのを、最初の引越しの時から絶対に重視しています! 単身用で独立洗面台があるとお家賃がポンっと上がるんですよね(笑) 家賃が安い中で独立洗面台があるところとなると物件数も絞られるので、探すのが楽になります。 人によっては、「10畳以上の広いお部屋!」とか「インターネット無料!」とか「ロフトがないとだめ!」とか色々あると思いますが、部屋数を絞れるような条件をつけるのはおすすめです。 一つこだわりポイントがあると、住み始めてからも楽しく過ごせたりしますよ!
夜に様子を見に行ってみる
これは、同じく引越しの多い会社の同僚に聞いた話なのですが、昼の内見の時の雰囲気と夜の雰囲気では全然違うそうです。 そこで、時間的余裕があるのなら夜の雰囲気を確かめてみるのが良いのだとか。 確かに、住み始めて夜になってみると、昼とは大分印象が違ったりもしますね。
重要ポイントで妥協はしない!
色々条件をつけていくと、そんなお部屋ないって言われたり厳しいって言われたりしがちです。 そこでいくつかの条件を譲ることになる時もあるかと思うのですが、 重要ポイントでは絶対に妥協してはいけません!!
- 家賃は共益費込み5万円って思ってたけど、最終的に6万5千円になった
- 駅徒歩10分で探してたけど、バス利用が必須の場所になった
- ガスコンロが設置できない、一口IHのお部屋で妥協した
など、自分にとって大事なポイントを妥協してしまうと、あとの後悔が凄まじいです。 譲っても良いって納得できるポイントを譲り、大事なところは死守するのが重要ですね!
失敗したなと思うこと
かなり引越しを繰り返した私ですが、失敗したなと思った引越し、部屋探しも数ありました・・・。 その失敗談を書いていこうと思います。
家賃を安くするために引越した
元旦那と暮らしていた時、生活費が苦しくて10万円の家賃が厳しかったので、それまで住んでいたすごく便利なところから、少し安いところへ引越ししました。 家賃は毎月1.5万円下がったものの、通勤はそれまでの車で10分から約1時間に伸びて、駅までも徒歩3分から徒歩15分へ変化。 私は電車通勤、元旦那は車通勤だったのですが、残業の多い元旦那があまり家に帰ってこなくなってしまいました…(笑) 疲れてフラフラの状態での、夜中の長時間運転もすごく心配で、引越し大失敗だなと思った経験でした。 結局その家には一年も暮らしておらず(離婚したので)、敷金礼金引越し費用を考えると大赤字。毎月の固定費用を抑えるための引越しは効率が悪いなってつくづく感じました。
激安物件だけど・・・
(幽霊とかのお話は出ないので、怖いの苦手な人でも安心して読んでください。) 親元を離れて関西へ出てきて、初めて一人で暮らしたのが、二部屋(4畳と8畳)で家賃3万円のお部屋!合格した大学の壁にあった張り紙で見つけて内見し、その日のうちに入居を決めました。 お家賃がすごく格安で大家さんも良い人で、良いところだったのですが・・・ 何しろ古い!そしていろんなものが共同! 安いのには理由があって、
- 共同のトイレは、女性が6人住んでいるのに一つだけ!和式!
- 共同のお風呂は、木のドアが腐って落ちてしまったのでシャワーカーテンで遮ってある
タイルボロボロで怪我しそう!簀子を置いて対策。 - キッチンも共同で、なかなか炊事が難しい
- 各部屋に鍵がなくて、掛金に南京錠で施錠!
- 木でできた窓の桟の端が三角に欠けてしまっていて、虫も冷気も入り放題
と、今思えばなかなか凄まじいお部屋。。。 (掛金ってこんなのです。)
女子学生専用のアパートで、ここで同じ大学や近所の大学の先輩・同級生たちと一緒に暮らして楽しかったこともたくさんありました。今から思えば、青春ってやつですねー。 これから住もうとは思いませんが、大切な思い出でもありますね。
変な営業さんに当たった
口コミを見ないで、たまたま目についた不動産屋さんにお部屋探しをお願いした時のこと。 お部屋自体は熱心に探してくれたけど、「遊びに行きますよ」とかの怖い発言にびっくり!こなくて良いです!! 一緒に部屋を探したので住所は割れてるし、冗談だとしてもちょっと怖い・・・。良いお部屋だったけど、最終的に契約しないことにしました。 その店舗の口コミがどうだったのか調べたわけではないですが、やっぱり評判が良いところ、口コミが良いところの方が良い営業さんに当たる気がします。
家賃が高すぎた
社会人になって最初に就職した会社では、単身者に毎月3万円の家賃補助が出ました。そこで、広くて良いお部屋に住みたかった私は月6万円のお部屋を借りました。 最初の会社にいるうちは余裕だったのですが、転職したら家賃補助が消えてお給料も下がり、お家賃がかなりの負担に・・・。とはいえ、気に入った環境だったので会社に内緒でこっそりアルバイトをしながらそこに住んでました(笑) この経験があったからか、少しくらい高くても良いお部屋に住みたい!って思うようになったのかもしれませんね。
内見と契約に保証人(親)を連れて行く?
これは元同僚のお話なのですが・・・ その同僚はこれまで親元を離れた経験がなく、転職を決めて一人暮らしをするのは今回が初めて。休憩中に雑談をしていた時に引越しの話になって、 「体の弱い父親を連れて大阪から東京へ契約に行かなくてはならないのが悩みところ」と言っていたのでびっくりしました。 これまで一度も引越しをしたことがなかったので、保証人を連れて行って対面で契約しなくてはならないと思っていたみたいですね。 契約書を発送し、保証人欄に記名押印してもらって返送で良いよ!と伝えたところほっとした顔をしていました。役に立ってよかったなー。
番外編:同居のための引越し
これまで、一人暮らしの引越しについて自分の経験からポイントをまとめてきましたが、パートナーや家族と同居するための引越しの時のポイントも書いておきたいと思います。
各自の部屋は必要?
同居にあたり、各自一部屋ずつ持つことは必要でしょうか? 兄弟姉妹と同居する場合は、絶対に必要!だと思います。短期間ですが妹と暮らしていた時、いくら家族とはいえど自分の空間でやりたいことがあるなってつくづく実感しました。 来客があったりしても、自活できる大人が自分の部屋を持っていないのは少し不便です。 では、彼氏や彼女と同居する時、各自一部屋が必要でしょうか? これは、私は必要ないと思います。 リビングと寝室があれば個別作業はそれぞれの部屋で行うことができるし、喧嘩しても別の空間で頭を冷やすことができます。 プライベートを半分共有するのがパートナーだと思うので、私としては必要ないと思います。 ただし、自宅作業の多い人はそれぞれの作業部屋を確保するのが良いかも。自分の仕事中にパートナーがいると集中できないって人もいると思います。
お部屋探し、内見は一緒に?
これはもう、絶対に一緒に探した方が良いです。 どうしても都合がつかず、選んでもらった部屋に住んだ経験があるのですが相手の好みばかりが反映されていて自分の絶対条件から外れているし、それでいて家賃は折半だし。。。と不満が溜まってしまいました・・・。 すごく良いお部屋だったのですが、選ぶ時から参加した方が後々お互いのためにも良いと思います!
まとめ
私のこれまでの経験から、お部屋探しのコツをまとめてみました。
- 不動産屋選びも大切
- 条件は多いほど希望のところに素早く決まる
- 重要ポイントは絶対に妥協しない
- 最初の希望家賃から1万円くらい上がると想定せよ
何かの役に立ったら幸いです。 (そして、次の引越しの時には賃貸ではなく家を買いたいです。
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